東京の、受験って実際どんな感じ?小学生はやっぱり受験するものなんですか?
東京にきてわがやの2人の子供が都立の中高一貫にチャレンジしました。上の子は残念、下の子は合格しました。上の子のときはやもやした気持ちが残りました。
都立の中高一貫校って?
こんにちは、まっきーです。リアルで二月の勝者的な受験がやっと終わりほっとしているところです。親子で辛かった受験について少しずつ振り返っていきます!
東京はみんな中学受験するのか?
引っ越してきたとき疑問でしたが、小学校によりけりでした。しかもその学年にもよります。
下町のうちの小学校の受験率は6年生の8分の1程度のときもあれば、多いときは半分ほどのときも。
都心の小学校では6年生のほとんどが受験するっていうところもあります。
東京の中学受験の大半は私立の中高一貫校を目指すのですが、一部に都立の中高一貫校受験組もいます。
都立の中高一貫校??という方が多いかもしれません。
というのも、歴史は浅く最初に都立の中高一貫校として白鷗高校附属中学校が誕生したのが2005年、亡き石原元東京都知事のときの政策として誕生しました。
誕生した目的は?
6年間の一貫教育の中で、社会の様々な場面、分野において人々の信頼を得て、将来のリーダーとなり得る人材を育成することを目的とする学校です。
※引用元 東京都教育委員会
その後増えていき、東京都には約11校の都立(区立九段含む)の高校附属の中学校があります。
- 小石川中等教育学校
- 桜修館中等教育学校
- 立川国際中等教育学校
- 南多摩中等教育学校
- 三鷹中等教育学校
- 白鷗高校・附属中学校
- 両国高校・附属中学校
- 武蔵高校・附属中学校
- 富士高校・附属中学校
- 大泉高校・附属中学校
- 区立九段中等教育学校 以上11校
お得っていうことでかなり倍率が高かったのですが、とりあえず受けてみるお試し受験が落ち着いてきて、上の子が受けた4年前は8倍前後あった倍率も今年は4,5倍前後に落ち着いてきました。
それでも私立は2倍前後ですから以前高い倍率ではあります。
都立中高一貫校や中学受験をとりまく環境
東京にきて知った受験事情 受験は3年生の2月から始まる
わがやは子供が2人、東京に引っ越してきたのが上が6年、下が2年生のときです。
なんとなくそのときみていた、下剋上受験というドラマの流れで6年生で受験勉強をはじめることに。
塾にいき、先生の話をきいたところ
6年生から私立の中学校受験は厳しい、都立をおすすめしますとのこと。
都立??でしたが、学費も安くてレベルが高い?まあやってみるかと、近くの私立校と都立校を目標に受験生になりました。私立校は家から近くて大学進学実績が良かったところがあったので。
通常の受験は小3の2月から(中学受験が2月のため)はじまります。相当遅いスタートです。。
周りの同じく受験するお母さんに都立を受けるというと、え??っ、て顔をされました。なんでそんなチャレンジしちゃうの?という雰囲気。。。
都立は大人気のコミック「二月の勝者」の中にも登場します。このコミック、受験生の親子のバイブルと言えるかもしれません。
というのも私も子供も、受験期間中何度も読んでモチベの一つになりましたから。
都立なら1年でうかるのか どんな試験??偏差値は?
塾の先生にすすめられた都立、受験の内容は小学校で習う範囲とのこと。
つまりよくあるつるかめ算や旅人算といった特殊算は使わない、そして記憶問題はなし、適性検査という試験で算数や理科、社会を融合したような長い文章問題や、作文が問題になっています。
小学校で習う範囲を逸脱しない、記憶は必要なしとはいえ、過去問をみてこれはとてもじゃないがかなり勉強しないと意味を理解するのも難しい、と普通の大人として感じました。
問題文は会話形式になっていて、1問が4ページくらい続きます。。。
偏差値は※都立小石川が72~都立白鷗62、いずれも難関です。※参照 首都圏模試センター
記憶問題はなし、思考力を問う問題のみ、試験は2月3日の一発勝負です。
実際の受験勉強
とりあえず塾に6年生の4月おわり頃から週3回、8カ月程通いました。
夏は夏期講習で一日10時間勉強を目標といわれ、塾と家とで一日10時間、意外とできるものですね。
そのときはすごいなって思いましたし、実際上の子は頑張って勉強していました。
作文がもともとできたのがまた自信になりました。
中学受験は私や旦那さんも含め、初めての経験、一日10時間やればかなりの勉強量、真面目なタイプだし受験勉強を始めたころから受験結果がでるまで、落ちるとは思いませんでした。
残念な結果 都立が厳しい理由
1年弱の勉強ののち、結果は残念。。。
塾のほとんどの子が落ちました。10~20人の生徒の中で受かったのは3人ほど!
合格発表を見に行ったのですが、ほとんどの子が悲しい顔でトンボ帰り、合格した子はこちらという張り紙があり笑顔で入っていく子供と校舎が、なんだか異次元の世界に見えたのを覚えています。
うちの子はそとのきどう思っていたのか、表情からわかりませんでしたが、後から聞いたら落ちると思っていたそうです。
都立はテストの点数プラス内申点もあります。5年、6年の学校のあゆみの内容を点数化するのです。
下手に、国立小、私立小なんかに行っていると成績がとりずらいので不利になります。
上の子は5年のときはまさか受験するとも思わず、学校の成績は普通でした。。。これもいけなかったな。。都立に行く子は内申点は満点の子も珍しくありません。
といっても本番で点数がとれれば関係ないんですが。
人に言われてもやもやしたこと
都立は落ちたのですが、最初に行きたいと言った私立の中高一貫校には合格できたので、それが救いになりました。
たまたま都立の勉強でも対応できる試験で私立の合格がもらえたのはラッキーでした。
私が上の子の受験が終わってから、周りに遠まわしに言われもやもやしたことがあります。
- ここ何年もうちの小学校から合格者をみていないから受からなくてもしょうがない
- 都立中に合格するのは宝くじに当たるようなもの
- 内申点のよい、クラスのリーダー、真面目で先生うけのよい特別な子しか受からない
このようなことを慰めのように言われたのですが、なんか違う、そう思いました。確かに合格発表の場では異次元レベルだったのかと思ったのも事実ではありますが。。。
というのもやっぱり上の子がまだまだ勉強する余裕があったからです。本当に必死に限界まで勉強していたら少しでも悔しい、もしくは悲しい気持ちが顔に表れるのではないかと。
まとめ
都立って何?ということから上の子の都立受験奮闘記をふりかえりました。下の子は先日合格できたので、また下の子の受験奮闘記をお伝えしたいと思います。倍率が高いので落ちる子が多いのは事実です。でも都立って特別な子しか受からないでしょ?っていう迷信にそんなことないんだよーってことをお伝えしたいとずっと思っていたのでしっかりお伝えします!これから受験を考えている方の参考になれば幸いです。ではでは